はまー in Asia

大阪→東京ヒッチハイクしてみた

やりたいことをやってみようキャンペーン開催中。

兼ねてより、やってみたいと思っていたヒッチハイク
大阪→東京まで。良い体験だったと思う。

<効能>
・度胸がつく
・人の優しさに触れられる。
・金なんか無くともいろんなことができるということが体験としてハラオチする。
・普通に生活していたんじゃ出会わないであろう人に出会える。

<難点>
・正直時間はかかる。一日がかりである。実際、朝6時ころから始めて着くのは夕方だった。
・到着時間が読めない。最悪PAとかで一夜を明かす覚悟も必要。


確かにお金はかからないが、いまどき東京↔大阪間で片道2500円の深夜バスがあるということも考えると、ほぼ金銭的なメリットはないと言っていいだろう。
時間がかかるぶん、道中の食事代はかさむし。SAのご飯てなんか美味しく感じちゃうんだよね。めっちゃ高いんだけど。


しかしながら、なんといっても知らない人との会話は楽しい。これは人によると思うが。
断られてもへこたれないで次を探さざるをえないので、度胸がつき、もし達成すれば多分一皮むける。
俺もちょっとむけた気がする(∩´∀`)∩ワーイ
なんなら営業の研修とかでやったらいいと思う。(まあいろんなリスクも伴うので会社じゃ公式にはやれんだろうけど)


ヒッチハイクにはいくつかポイントがある。
いろんなところに書いてあるけども、僕の考えるものは以下。

・さわやかな笑顔。
・大きな声。
・数撃ちゃ当たる。
・めげない。
・高速のPA、SAは捕まえるのが楽。(というか今回これしかやってない)

どう声をかけるか。
僕の場合は、大体の場合で、東京方面のナンバーの車がエンジンをかけるのを待って、すかさず運転席をコンコンしてから
「こんにちは。東京までヒッチハイクしてるんですが、スペースありませんでしょうか?よければ乗せていただきたいんですが。」
というようにお願いした。


今回のルートは以下のとおり。
吹田SA(大阪)→草津PA(滋賀)→御在所PA(名古屋)→浜名湖SA→東京IC→高井戸駅(杉並区)

まずは朝早くに吹田SAへ。吹田SAまでは電車→徒歩で。従業員入り口からおじゃまさせてもらった。
声掛け最初はちょっと緊張したが、二台目ですんなり乗せてくれる方がいた。「あ、いいですよ!」とのこと。
美術教師をやっているという40代男性。滋賀に帰るところだというので、とりあえず草津まで。
僕が「記念すべき僕史上初のヒッチハイクを飾る方です。」と述べると、彼は以前にも一人乗せたことがあるとのこと。
へえ、いるもんなんだなあ。とそんな話をしながら30分位はあっという間に過ぎ、草津で感謝を述べて別れる。

草津でも、5台目くらいで捕まった。
28、29の男性二人組。レンタカーで二人で旅した愛媛からの帰りだという。名古屋まで行くというので、その手前の御在所まで。
これも一時間くらいで。道中ケミストリーのみで過ごした。同年代だったのでしょうもない雑談しかしていない。楽しかったが内容は忘れた。
御在所で降ろしてもらい、またどこかで!とノリで無責任な別れを述べる。

御在所が結構大変で、20台位声をかけるハメになった。
敗因はわかっている。
”女性のグループに声をかける”という僕の戦略ミスによるものであろう。
先2台の成功で若干調子に乗り、慣れてきたので、どうせなら女の子とおしゃべりしながらのほうがいいだろうと欲を出したわけだ。
そらまあ、男がいきなり声かけてきたら怪しいか。(僕がもう少しイケメンだったら結果は変わっていたんだろうか、、、?)
結局、それを諦めたところすんなり捕まる。
男性25歳。引っ越しのため大阪から静岡に移動中ということだ。
転職のため古巣の静岡に帰るということだったが、実はお笑い芸人になりたいんだというような人生相談を受けた。
1時間半ほどだったか。やりたいことをやらないと人生後悔するよ。絶対やったほうがいいって!と無責任なハッパをかける。
次に合うときはテレビでだな。などと言って別れた。あ、でも俺ほとんどテレビ見ないや。ネットで動画配信してくれるといいな。

さて、浜名湖。ここも意外と捕まらない。
ここで、東京行きの長距離トラックにもチャレンジ。ヒッチハイクといえば長距離トラックの運ちゃんだろ!ということで。
が、万が一が起こった時に、保険の関係などでまずいことになるので、便乗は会社に止められていると言うようなことを言われて尽く断られてしまった。
そんなこんなもあり、20台くらい声をかけてやっとつかまる。
練馬在住の60過ぎのおじさん。ラルフくんという犬を連れていた。九州から東京までの帰り、二人(一人と一匹)旅の3日目ということだ。
一気に練馬まで乗せて行ってくれるということで、かなり嬉しい!
途中犬を遊ばせるので何回か停まるよ、ということだったがこっちとしても犬は大好きなので無問題だ。
道中、僕がパプアに行ってたりアジア旅してたことだったり、政治のことだったり、日本のこれからの教育のことだったりを話した。
あっという間に3〜4時間が経つ。
高速を降りてしばらく行ったところの高井戸駅前で降ろしてもらう。
近いわけだし、また会いましょう!なんて言って別れる。うん、またラルフくんに会いに行こう。


以上。


案外やってみればどうにかなるもんだ。ということが体験としてわかった。
結構労力も時間もかかるので、暇のある人じゃなければできない方法ではあるが、人生で一度くらいはやっておくと、
万が一の時に人に頼る、という選択肢を考えられるようになるんじゃないかと思う。
あとは、断り続けられたときに乗せてくれる人が見つかると、言いようのない幸福感を感じられる。ドMにオススメだ。


※注※
女の子一人なんかだと、危ないこともあるという話を聞いたので、女の子がやる場合は二人以上の方がいいと思う。


乗せてくれた皆さん、本当にありがとうございました!
またどこかで!
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