はまー in Asia

人生って、芸術作品なんだと思う。『火花』読了。

なんか又吉って名前は聞いたことあったけど、そんな人が芥川賞
またメディアが無理やり盛り上げようとしてるだけっしょ?

読む。

途中で結構な回数吹く。
そして最後泣いた。
まあ、そうなるだろうと思ってたよ。俺って人間は単純だからね。


<概要と感想>
お笑い芸人がどう生きるか、芸人とは何か、というようなことがテーマなんだと思うんだけど、
それを軸に、またひとつ他の人の人生に触れられた気がして、いい小説だなと思った。

小説の中でよく出てくるのが、既存の世界を壊すことによって、笑いを産もうとする。というような場面。
一つ例を上げれば、別れ話をしているカップルの目の前で、イチモツを勃起させようと荒い画素のエロ画像を真剣に見る。というような。
こんな場面でも笑いというものを考えてしまう、お笑い芸人の性というものが、滑稽にも見える一方、ひどく悲劇的にも感じられる。
これを面白いと思うかどうか、は主観によるのであるが、その行為は、実に芸術的だなと、僕は思った。


<考えたこと>
芸人という人たちについて僕が考えるに、彼らは、自分の生まれ持ったもの、それを才能と呼ぶか人間性と呼ぶかはわからないけれど、それそのものを武器にして生きているんだなあ、ということ。
それは、すごく大変だろうなと思う反面、憧れを感じる。

よろず芸(術)というのものを仕事にする人は、その作品で自分を表現する。
だから、作品に注がれるのは、その人の、全てなんだと思う。

でも、芸術家にかぎらず、いつの世も、尖っている人間は理解されにくい。
多分そういう人は、新しすぎるか、逆に古い頭の頑固者なんだろう。
時代に合わせてうまいことやるのが処世術というなら、それはきっと周りとそんなに変わらないわけで。
求められるものをやるならば、それは自分じゃなくても誰かがやってくれることであり、その人生は一つの芸術作品には成り得ない。

自分という人間を、疑問を持たずに貫ける人。圧倒的な自負心。そんな人間ににシビれる、憧れる。


<この先のこと>
僕は多分、そこまで自分の才能とか、人間性とか、僕から出てくるものだけを、信じることができていない。
今は、人に認めてもらえるような、人が求めているようなことを、やろうと思っている。
でもできるだけ、自分のやりたいことをそのものとしてぶつけられるようになりたいな。と思う。

最終的に、自分の人生全部ならば、芸術家の作品にも対抗できると思うんだ。
大量生産の製品にはなりたくない、と思うから、出来る限りのいろんな形で、表現していこうと思う。
火花

大阪→東京ヒッチハイクしてみた

やりたいことをやってみようキャンペーン開催中。

兼ねてより、やってみたいと思っていたヒッチハイク
大阪→東京まで。良い体験だったと思う。

<効能>
・度胸がつく
・人の優しさに触れられる。
・金なんか無くともいろんなことができるということが体験としてハラオチする。
・普通に生活していたんじゃ出会わないであろう人に出会える。

<難点>
・正直時間はかかる。一日がかりである。実際、朝6時ころから始めて着くのは夕方だった。
・到着時間が読めない。最悪PAとかで一夜を明かす覚悟も必要。


確かにお金はかからないが、いまどき東京↔大阪間で片道2500円の深夜バスがあるということも考えると、ほぼ金銭的なメリットはないと言っていいだろう。
時間がかかるぶん、道中の食事代はかさむし。SAのご飯てなんか美味しく感じちゃうんだよね。めっちゃ高いんだけど。


しかしながら、なんといっても知らない人との会話は楽しい。これは人によると思うが。
断られてもへこたれないで次を探さざるをえないので、度胸がつき、もし達成すれば多分一皮むける。
俺もちょっとむけた気がする(∩´∀`)∩ワーイ
なんなら営業の研修とかでやったらいいと思う。(まあいろんなリスクも伴うので会社じゃ公式にはやれんだろうけど)


ヒッチハイクにはいくつかポイントがある。
いろんなところに書いてあるけども、僕の考えるものは以下。

・さわやかな笑顔。
・大きな声。
・数撃ちゃ当たる。
・めげない。
・高速のPA、SAは捕まえるのが楽。(というか今回これしかやってない)

どう声をかけるか。
僕の場合は、大体の場合で、東京方面のナンバーの車がエンジンをかけるのを待って、すかさず運転席をコンコンしてから
「こんにちは。東京までヒッチハイクしてるんですが、スペースありませんでしょうか?よければ乗せていただきたいんですが。」
というようにお願いした。


今回のルートは以下のとおり。
吹田SA(大阪)→草津PA(滋賀)→御在所PA(名古屋)→浜名湖SA→東京IC→高井戸駅(杉並区)

まずは朝早くに吹田SAへ。吹田SAまでは電車→徒歩で。従業員入り口からおじゃまさせてもらった。
声掛け最初はちょっと緊張したが、二台目ですんなり乗せてくれる方がいた。「あ、いいですよ!」とのこと。
美術教師をやっているという40代男性。滋賀に帰るところだというので、とりあえず草津まで。
僕が「記念すべき僕史上初のヒッチハイクを飾る方です。」と述べると、彼は以前にも一人乗せたことがあるとのこと。
へえ、いるもんなんだなあ。とそんな話をしながら30分位はあっという間に過ぎ、草津で感謝を述べて別れる。

草津でも、5台目くらいで捕まった。
28、29の男性二人組。レンタカーで二人で旅した愛媛からの帰りだという。名古屋まで行くというので、その手前の御在所まで。
これも一時間くらいで。道中ケミストリーのみで過ごした。同年代だったのでしょうもない雑談しかしていない。楽しかったが内容は忘れた。
御在所で降ろしてもらい、またどこかで!とノリで無責任な別れを述べる。

御在所が結構大変で、20台位声をかけるハメになった。
敗因はわかっている。
”女性のグループに声をかける”という僕の戦略ミスによるものであろう。
先2台の成功で若干調子に乗り、慣れてきたので、どうせなら女の子とおしゃべりしながらのほうがいいだろうと欲を出したわけだ。
そらまあ、男がいきなり声かけてきたら怪しいか。(僕がもう少しイケメンだったら結果は変わっていたんだろうか、、、?)
結局、それを諦めたところすんなり捕まる。
男性25歳。引っ越しのため大阪から静岡に移動中ということだ。
転職のため古巣の静岡に帰るということだったが、実はお笑い芸人になりたいんだというような人生相談を受けた。
1時間半ほどだったか。やりたいことをやらないと人生後悔するよ。絶対やったほうがいいって!と無責任なハッパをかける。
次に合うときはテレビでだな。などと言って別れた。あ、でも俺ほとんどテレビ見ないや。ネットで動画配信してくれるといいな。

さて、浜名湖。ここも意外と捕まらない。
ここで、東京行きの長距離トラックにもチャレンジ。ヒッチハイクといえば長距離トラックの運ちゃんだろ!ということで。
が、万が一が起こった時に、保険の関係などでまずいことになるので、便乗は会社に止められていると言うようなことを言われて尽く断られてしまった。
そんなこんなもあり、20台くらい声をかけてやっとつかまる。
練馬在住の60過ぎのおじさん。ラルフくんという犬を連れていた。九州から東京までの帰り、二人(一人と一匹)旅の3日目ということだ。
一気に練馬まで乗せて行ってくれるということで、かなり嬉しい!
途中犬を遊ばせるので何回か停まるよ、ということだったがこっちとしても犬は大好きなので無問題だ。
道中、僕がパプアに行ってたりアジア旅してたことだったり、政治のことだったり、日本のこれからの教育のことだったりを話した。
あっという間に3〜4時間が経つ。
高速を降りてしばらく行ったところの高井戸駅前で降ろしてもらう。
近いわけだし、また会いましょう!なんて言って別れる。うん、またラルフくんに会いに行こう。


以上。


案外やってみればどうにかなるもんだ。ということが体験としてわかった。
結構労力も時間もかかるので、暇のある人じゃなければできない方法ではあるが、人生で一度くらいはやっておくと、
万が一の時に人に頼る、という選択肢を考えられるようになるんじゃないかと思う。
あとは、断り続けられたときに乗せてくれる人が見つかると、言いようのない幸福感を感じられる。ドMにオススメだ。


※注※
女の子一人なんかだと、危ないこともあるという話を聞いたので、女の子がやる場合は二人以上の方がいいと思う。


乗せてくれた皆さん、本当にありがとうございました!
またどこかで!
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センスがいいってどういうこと?

久しぶりに日本に帰ると、途端に自分の身だしなみを気にするようになって、オシャレ熱が再燃中。

僕は自分のことを、決してファッションセンスのいい人間だとは思っていない。だいたい自分で選んだ服は良くないらしい。褒められたことがない。

で、20歳くらいからやっているのが、付き合ってる彼女だとか、母親だとか、姉妹だとかに意見を聞いてみること。これをやり始めてからは、友達とかにも褒められることが多くなった。身近な人は、俺がどうしたらもう少し見た目が良くなるか、ということを常日頃から考えてくれているからだと思う。

なんでもそうかもしれないけど、結構自分のことって自分ではわからないもので、ファッションって最たるものだと思う。客観的に自分を見られる能力が必要。
そういえばファッションセンスのいい人って話してて面白かったり、鋭いこと言う人がいたりするかも。

スポーツなんかでも、センスのいいやつってやっぱり視野の広いやつなわけで。
結局は、なんかを俯瞰できるっていうのが才能=センスなんだと思う。
まわりの状況と自分の立場を瞬時に判断したりだったり、過去と現在と未来について分析して先の手を打ったりってことができる。

じゃあやっぱり視野の狭い人間は生来のセンスを持ってるやつには勝てないのか?

そもそもこのエントリ書こうと思ったのは、最近読んだこの記事がなるほどと思ったから。
必要なのはセンスではなく「技術」ですーーはじめに|一生使える「服選び」の法則|大山旬|cakes(ケイクス)


必要なのは、センスではなく技術。
最近この手の記事が増えてきてる気がする。今まで才能で片付けられて思考停止状態になっていたものを、再現可能なところに落とし込むってことが、いろんな分野で行われている。

現に僕は、自分のセンスを見限って、人に聞くという方法で自分のファッションをちょっと褒められる位のところまでもっていくことができたわけで。

俯瞰して、分析して、問題を見つけて、解決策を探す。これがセンスに対抗する方法だと思う。凡人は技術を身につけることである程度は勝てるようになるはず!

個人的には、文章力と、会話力と、決断力について技術を身につけたいなと思う次第。
あとは女の子の扱い方かなー笑

旅に出れば、受け身でいながら自分の知らない分野が拓ける。

ズドラストヴィチェ!はまーです。
旅ブログとなりつつあるこのブログ、まあ人生は旅であるとかなんとか。

表題のとおり、旅に行ってしまえば、勝手にいろんな情報が入ってくる。
ということに旅の中頃に気がついた。

旅行自体に関することだけに限らず、宗教とか経済とか政治に関する情報なんてのもたくさん。
旅先で出会う人の考え方は実に多種多様で、自分が知らない分野のことをたくさん教えてくれる。
自分が知ろうとしないこと、もしくは知りたくないことまでたくさん教えてくれる。

結構盛り上がる話題で、一番多く聞いたのは「結婚(もしくは恋愛)」についてだったりする。
まあ俺がアラサーだということもあいまって、必ずと言っていいほど話題になる。
ここってすごく経済観念とか宗教が関わってくるところなんだなということがよくわかった。
あと歴史的なこととか、地理的なことも関わってくるところ。
実際に現地の人の話を聞いて、なぜそうなってるのかをもっと知りたい、という欲求がたくさん生まれた。

あとは政治的なこととか経済的なこと。
中央アジアに行かなかったら、ロシアについてもっと学びたいだなんて思わなかったと思う。
日本がどういう外交関係を作ろうとしているかなんてことにも、考えを巡らせなかったと思う。
たくさん勉強したいことが増えた。


そもそもの旅の情報について、どこに行くか?なんかにしても、そこで会った人なんかから情報が勝手に得られるので、そんなに自分から調べなくても良い。
計画建てなんかは、逆に邪魔になるんじゃないかななんて思ったりもする。
アグレッシブに求めるよりも、その国にいる人から出てくる情報をもらうということを主眼においたほうが、きっと楽しめる。


ちなみに、この旅はものすごくいろんな人に情報面でも、ハード面でもお世話になった。
この体験も、かなり人生観を変えることができたんじゃないかと思う。
人に頼ることに対するハードルがだいぶ下がった気がする。
もともとあんまり人に頼りたくないっていうよくわからないプライドがあったんだけども、プライドなんて、緊急時にはケツを拭く役にも立たない。
体験したことを忘れず、これからも人に頼りながら、頼られながら生きていこうと思う。


通ったルートは下の通り。基本空路。タイ→ミャンマーバングラデシュ→ネパール→インド→キルギス→(ここだけカザフスタン経由の陸路)→ウズベキスタン
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今回なんとなく旅に出て、結局異国で二ヶ月半過ごしたわけだけど、まあ楽しかった。
今まで旅になんてほとんど出たことがなかった僕としては未知なることの連続だったわけ。
異国で過ごした経験は、中国2週間、アメリカ2週間、パプアニューギニア1年7ヶ月。
うん、パプアは長かったんだけども、住んでいたわけなので、旅行という感じではなく。

今回の旅で旅が大好きになったので、また行こうと思っている。
今度はヨーロッパに、今回の旅行で友達になった奴に会いに行くつもり。
たくさんこの先の人生にやりたいことが増えた。いい旅だった!

ウズベキスタンでみる男女の恋愛と結婚観。閑散期は遺跡で。。。

11月2日〜13日まで滞在したウズベキスタン
いやー、観光したわ−。

例によって協力隊の隊員さんに訪問して、案内しまくってもらって。
ただ、この国はツーリストビザだと知り合いの家に泊まれないという縛りがあるので、すべての夜は宿に宿泊。
そして宿ごとにレギストラッツェってものをもらって、最後に出国する時まで保持しなければならないという厳しいルール。
ただぶっちゃけて言うと、出国の時に提示どころか全く何も聞かれなかったでござる。日本人だから???結局いらんかったやんけ。
あ、でもこれから旅行する方は甘く見ちゃダメ。一人入国禁止になった日本人の話を聞いた。時々抜き打ち検査が入るらしいという噂。
まあウズベキスタンに知り合いのいる人なんて少ないだろうけど。

まあ、それを除けばとても良い国ウズベキスタン
今回はヌクス(カラカルパクスタン共和国)→ヒヴァ→ブハラ→サマルカンドタシケントと西側から攻めてみた。

どこも綺麗なイスラム教建築と、ティムール様の栄光を垣間見れるので本当に観光地としては写真映えするところ。
一番印象に残ったのはやっぱりサマルカンドにあるティムール様のお墓かなあ。あとはウルグベック天文台学術の歴史的に価値ある感じはした。天文学ってわくわくするよね。
ものすごい人が良くて、安全なので、旅初心者にも意外とオススメだと思う。シルクロードでは難易度低いほうかと。

ちょっと観光シーズンを外して行ったので、結構観光地は閑散としてた。
本来は春とか秋口かな?夏は50度とかいくとこもあるらしいので。もう今回は冬に入りかけだったね。意外と暖かい日が多くてよかったけど。
で、観光シーズンを外すと何が起こるかというと、、、


あらゆる遺跡内の暗がりで、カップルがイチャイチャしてる。笑
ヒヴァのある塔なんか、50メートル位登るうちに4組もカップルがいた。階段で狭いんだよ!邪魔だよお前ら!


表立ってイチャイチャできないイスラム教の国、だからといって歴史的な建造物の中でそんなことしてていいのか?
まあそんなにすごいことはしてないんだけど。
でも学生さんとかに聞いたら、キスするだけでも結構大変なことらしくて。この国。

男は20歳くらい、女は18歳くらいで、もう親が結婚相手を探してくる。んで、まああれよあれよと結婚しちゃうらしくて。
25歳とかで結婚してないと、なんか問題があるのかと思われるらしい。
あとは結婚式の後の初夜に、女性は処女じゃないと結婚が破棄されてしまうという。翌朝にチェックするおばちゃんもいるんだとか。
(男の方は結婚前でも売春宿とかに行くみたいなんだけどね。ナイショだぜ。)
ほんとに女性は婚前交渉なんてとんでもないって言う。多分田舎ほどその縛りが強い。
まあ、イスラム教国だと珍しいことでもないんだよね。バングラとかもそういえば結構そんな感じだったみたいだし。
でも複数の若者に直接話しを聞けたのはこの国が初めてだったので、なんかとても新鮮に感じた。

手を繋ぐだとか、キスするくらいでもかなりハードルが高いというこの国。
女性はものすごく綺麗なんだけども、手を出すのはハードルが高いので、ちょっと残念。(そもそもロシア語かウズベク語ってのもハードル高いけど。)
でもちょっと考えたのは、イスラム教の女性とだと、現代でもプラトニックな恋愛が楽しめるかもしれないなーということ。

結婚まで性行為をしないってのも、日本でも昭和くらいまではそうだったんだよね?
(あれ、そういえば平安時代とかってもっと開放的だった気がするが?)
まあ宗教の縛りがあるからわからないけど、20年後とかはもしかしたら変わってたりするのかなあ。
結婚とか性交渉について歴史を調べてみるのも面白いかも。


そんなこんなでウズベキスタンはいろいろ考えさせられる国だった。
なんだかんだで旅も終わりが近い。

ビシュケク(キルギス)→カザフスタン→タシケント(ウズベキスタン)国境通過

多くの旅ブログに習い、後続のために情報をば。
まあウズベキスタンのビザ取得についても多少面倒なところもあるんですが、それはまた他の旅ブログに譲ります。
今回は陸路の国境越えについて。カザフスタンは通過のみ。


さて、国境越えしたのは2015年11月01日→02日にかけて。
キルギスからウズベキスタンは、
①空路、もしくは
②北の方(カザフ経由)から陸路、
③南の方(オシュ→フェルガナ方面)から陸路
というのが国境越えの方法。

今回は②のカザフ経由での陸路を選択。深夜バスでだいたい14時間前後です。
21時ビシュケク西バスターミナル発→翌11時タシケントの宿(中心街)着
Guest house Sunrise Caravan Stay - Boutique, Tashkent, Uzbekistan - Booking.com
↑ここは行く先々で人にオススメしている宿。Booking.comで予約すると、国境越えとかタクシーの相場とかドルの両替レートとか親切にメールで教えてくれます。英語がちゃんと通じますし。新しくて綺麗。


では順を追ってリポートを。

まずはビシュケク市内からビシュケクの西にある大きなバスターミナルへ。
今回は別の用事があったのでその際に、バスを直接チケット売り場で予約しました。もちろん英語は通じないのでロシア語かキルギス語で。まあ片言でも単語がわかればなんとか通じます。
700ソム=1400円くらいです。
本来は多分ホテルとかの人に頼んで予約してもらうとか、ビシュケク市内に予約するところがあるんだと思います。
おばちゃんの様子だと、日によっては出てないことがあるようなので、事前に要確認、要予約です。

バスターミナルにて、余っていたキルギスソムでスニッカーズと水を購入、
食事処、待合室もあるので、多少早めに行っても大丈夫。
出発1時間前にはバスが停まってたので、僕はバス内で待っていました。
20時50分発の深夜バスで。時間は割ときっちりしてました。

23時ごろ、キルギス→カザフ国境到着。
乗客がぞろぞろ降ります。なんとなく着いてけば( `д´)b オッケー!
トイレがバス降りたら国境に向かって左の方にあるので、ここで行っとくといいです。

出国は簡単。パスポート見せるだけ。

入国は、ちょっとした入国カードを書くんですが、英語でも記述があるので特に問題はなし。
わかんなければ周りの人に聞くと、埋めるべき場所を教えてくれます。
その後荷物をチェックしてから晴れてカザフスタン入国。

出入国は30分位で終了。混んでるともう少しかかるかもしれません。
そのあとも周りの人について行くと、バスが停まっているところまでいけます。少し遠目のところに停まってたりするので、見失ってお言えていかれないように。


その後はとにかくカザフスタンを西へ。たまに給油だったりで停まります。トイレはそこでいくといいです。
10時ころ、カザフスタン出国ゲートの近くで降ろされます。バスはここまで。
降ろされるちょっと前に、バスに両替屋が乗ってきます。1ドル5000ウズベキスタンスムだというので、事前に聞いていた5500には及ばないものの、多少は必要になると思ったので5ドルだけ両替。この時点で結構な札束を得られます。これ、100ドルとか替えると大変なことになりますのでご注意を。タシケントの街中で替えられるところはあるので、この時点では少々で良いでしょう。むしろドルのままでも、細かい物以外は結構払えます。

バスを降りたら国境まで1〜2キロあるので、まあとりあえずタクシーに乗ります。歩いてもいいとは思いますが、大した額ではないので乗っちゃいましょう。乗り合いを利用できると良いと思います。僕はもう一人女の人が乗っていて、一人5000スムですみました。だいたい1ドルくらいが相場みたいです。
(ただ、ウズベキスタン国内では1〜2キロとかなら1000〜2000くらいでいけます。やっぱりボッてました。値切ることができるかはトライしてないのでわかりません。)

無事に国境に到着したら、パスポートを見せながら国境の建物の中へ。
カザフ出国は結構混んでいました。ここで20分〜30分位かけたと思います。

その後、入国手続へ。
入国カードを書きます。この入国カード、少々面倒です。
持ち込む品や、所持している通貨(スム以外の他国通貨)を細かく書かないといけません。
僕は120ドルと、バッグが二つ。って感じで書きました。通貨以外は割と適当でも大丈夫っぽいです。
※ここで記入した額以上の他国通貨は持ち出せないらしいです。ご注意を。
余談なんですが、
ロシア語でしか記載がないカードを目の前に呆然としていたら、となりのウズベキスタン人が助けてくれました。
そのおにーちゃんも、英語が話せなかったんですが、そしたら「この中に英語話せる奴いないか!」って聞いてくれて、
そしたら英語話せるお姉さんがいて、その人を介して3人がかりで僕の入国カードを完成させました。
このように、まずウズベク人の第一印象半端無く良かったわけですが、入国してからも大概いい人ばかりでした。この国好きですわ。
あ、ちなみに英語バージョンの入国カードがあるというのは二枚目を要求されたときに気づきました。最初から聞けばよかったけど、ウズベク人の親切に触れられたのでヨシとします。
※入国カードは2枚必要。控えを自分で出国時まで保管していなければならない。

入国手続を終えたら荷物を検査して晴れてウズベキスタン入国!お疲れ様でした!

この時点でだいたい11時前位。ということで14時間位かかったわけですが、陸路国境越えはなかなか面白い経験だったなあと。
他のネット情報での評判ほどウズベキスタンの入国にも手間取らなかったし、というより全く問題なくスムーズだったので、もしかしたら多少改善されたのかもしれません。


ちなみにタクシーで市内のホテルまでは30000スム。
足りなかったのでドルとスムを混ぜて払いました。まあ30分位走ったので、相場くらいかなーと思います。
ホテルの人の話だと25000くらいまでは落とせるとか?


もし同じルートを通る人がいらっしゃれば幸運を祈ります。
あと、スムはかなり不安定なので、旅の時点の両替レートは予約した宿などに聞いてみるといいと思います。
ではでは!

キルギスで思うこと。英語なんて役に立たない。時代は中国、ロシア?

このキルギスという国においては、英語なんかできても何の役に立たない。バスもタクシーもスーパーもレストランも全部キルギス語かロシア語。
たまに英語が出来る人がいるとなんかふらふら付いて行ってしまうレベル。

今回旅した、東南アジアからインドまでの間は、英語だけでけっこうどうになかった。高等教育が英語で行われているところが多かったからだ。国によっては小学校から英語だったりするし。その国々では英語はお金稼ぐのに役に立つし、ステータス的なところがあるのだ。それがこの国だとロシア語。最近は英語学ぶ人も増えてるみたいだけど。


また、文化というか政治についてもかなり考え方が変わったように思える。
この国に来るまでは、ソビエト連邦とか旧共産圏の国とかについて、全然知識を持ち合わせていなかった。今もないに等しいんだけども、日本人の友人にいろいろ話を聞いて、多少は知識を入れたつもり。その話を聞いていると、この国に住んでいるとロシアが、というかソビエト連邦という国がいかにすごい国かということがよくわかる。というかそういう風に洗脳されかかる。

日本にいた頃は、アメリカ万歳のマスコミ報道、メディアのアメリカ文化礼賛に踊らされて、旧共産圏の国々はある意味敵というか、負け犬というか、そういう感じで見ていた。自分の周りに特に関わろうとするひとがいなかったのもあり、高校の世界史でちょろっと学んだっきりロシアやその周りの国の情報はアップデートされていなかったんだなあと気づいた。多くの日本人、もしくは西側の植民地であるアジア各国の人々もそうなのではなかろうか。

やっぱり「知らない」ということは危ういもので、何かに対して思考するときは、対立意見だとかをきちんと取り入れるべきだなあと思った次第である。そのうちロシアにも行ってみたいものだ。


ともあれ明日からウズベキスタン。また新たな考え方が学べる予感。
今夜バスでタシケントに向かうのだが、陸路の国境越えは人生初。しかも多分ほとんど英語通じない気がするし。無事つけるといいなあ。

ちなみにビシュケクからタシケントは700ソム(1400円くらい)。カザフは通過するだけなので、お金はいらないはず。多少のドルは用意しておくが、トラブらないことを祈るばかり。

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